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黄昏の部屋(別館)

こちらでは、某投稿サイトで投稿していた小説を中心に扱っております。

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第45話 所属部隊

どうも、山本真人です。
かれこれ訓練学校に行ってから半年がたちました。
普通は半分の三か月でいいらしいけど俺の場合は通える時間にも限度があったので、この長さになってしまいました。
おかげで両方の学校との両立が難しくて仕方がありませんでした。
そんなこんなで、俺は訓練校を卒業することが出来ました。
この後にあるのは所属を決めることです。
一番一般的なのは陸士部隊辺りらしいです。
それ以上に素質のあるものは空戦魔導師や教導隊、他には首都防衛隊や航空隊も視野に入る。
でも、そう言う人のたいていの場合は本局の方に引かれてしまうのが実情らしい。

「真人、今日も届いてるわよ」
「ま、また!?」

それ以前に困ったことが一つあった。

「またスカウト状か。これで10通目になるんじゃないのか?」
「すごいな真人は。期待の新人だな」

呆れた風に俺の元に届いたスカウト状を見る執行人と、嬉しそうに喜んでいる父さんだった。
そう、卒業してからと言うものの、毎日のように色々な部隊からスカウト状が届く。
ここで、所属部署の決定について書きたいと思う。
訓練校の卒業が決まると、管理局の各部署で卒業予定の人物の詳細なデータが開示される。
そのデータをもとに、各部隊が引き抜きたい人物の住んでいる場所にスカウト状を送るのだ。
それを見た人物は、所属部署希望用紙に行きたい部署名を書き込んで提出する。
これで所属部署は決定となる。
もちろんその後に直接その部署の人と会って、面接の様な事をするらしい。

「ところで、真人はもう行くところは決まってるのか?」

そんな中、執行人が突然聞いてきた。

「まあ、一応は」
「そうか」

俺の答えに執行人はそう呟くと目を閉じて何も言わなかった。

「そう言えば執行人はどこに行くんだ?」
「僕か? そうだな………考えておこう」

俺の問いかけに執行人はあいまいな答えをした。
実は執行人にもスカウト状が届いているのだ。

「あ、言っておくけど俺と同じ部署にしないで、行きたい部署を選んでよ」
「………心得た」

少しの間が不安を掻き立てるが、俺は執行人の答えを聞くと、どこに行こうかと考えるのであった。















そして卒業から二か月後。

「失礼します」
「入りたまえ」

俺は管理局の地上本部へとやって来ていた。
それはある部署の面接を受けるためだ。

「山本真人二等空士です」
「わしは、ここの部隊長でもある―――――」

こうして面接が始まった。















名前:山本 真人
階級:二等空士
魔導師ランク:SSS-
所属:管理局地上本部 首都防衛隊

名前:井上 健司
階級:三等空士
魔導師ランク:S+
所属:管理局 執務官補佐

名前:執行人
階級:二等空士
魔導師ランク:測定不能
所属:管理局 執務官(補佐は健司)

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