健康の意識 忍者ブログ

黄昏の部屋(別館)

こちらでは、某投稿サイトで投稿していた小説を中心に扱っております。

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後書き

こんばんは、TRです。

今回は、本作『DOG DAYS~誤召喚されし者~』を読んでくださり、ありがとうございます。
これにて、本作は完結と相成りました。
完結させることができたことに、私としてはほっとしております。
最終話があまりにもしまりのない物ですが、2期の様子を見て、続編を書いてみようかなと思っております。

本作を読んでくれた方々に感謝の気持ちを込めて、お礼を言って終わりたいと思います。

本当に、ありがとうございました。

追記

この度、小説投稿サイトの諸事情で、こちらに移転となりました。
元の方と話は全く変わっておりませんので、ご安心ください。
この後にはIF編の移転作業が残っておりますが、こちらが終了次第最新話の執筆に取り掛かっていきます。
今しばらくお待ちいただければ幸いです。

それでは、これにて失礼します。

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最終話 旅の始まり

シンクが元の世界に戻ってから一月ほど経ったある日。

「なぜに俺はここの掃除をしてるんだ?」
「よいではないか。これも大事な仕事でござるよ」

俺は縁側に腰掛けて、静かにお茶を飲んでいるダルキアン卿に不満を漏らした。
今、俺は風月庵の庭の掃除をやっていた。
なぜだかこれが毎日の日課となっていた。

「しかし、やはり渉殿は腕がいい、すでに板についているでござるよ」
「お世辞は結構です。と言うよりそれをユキカゼの前で言わないでください」

俺は、ダルキアン卿の称賛する声に、そう返した。
ユキカゼは、なぜか対抗心を燃やして勝負を仕掛けてくるのだ。
しかもそれは俺が負けるまで続けられる、サバイバル勝負とかす。
ユキカゼ曰く、『渉殿は腕がいい凸ござるから拙者も張り合いがあるのでござる』とのこと。
意味が分からない。
そんなこんなで、庭掃除も終わり昼食をとることとなった。

「旅に……ですか?」

おにぎりに舌鼓を打っている時に、ダルキアン卿からそんな話がされた。

「うむ。どうやら遠いところで魔物が出没しているようでな」
「拙者達は魔物退治に行こうか思っているのでござるよ」

ダルキアン卿とユキカゼは、魔物を封じる為に旅をしていた。
それゆえに、俺も旅をするのかと思ったのだが

「いや、旅ではないでござるよ。今回は出没する国に向かった後に封じてすぐに帰るだけでござるから、60日ほどで戻ってこられるでござる」

ユキカゼの説明から、俺の考えは間違っていたことが分かった。

「それで、渉殿も一緒に行くかどうかを、決めて貰おうと思ったでござる」
「拙者たちは来てもらった方がありがたいでござるが、エクレの事もあるから……」
「あー」

ユキカゼの心配そうな表情から、何を言いたいかが伝わった。
つまり、恋人であるエクレを残して旅に出ても良いのかということだ。

「後で、エクレに聞いてみます」
「うむ、そうすると良いでござるよ」

俺の答えに、ダルキアン卿はそう返すとお茶を一口すすっていた。

(まあ、彼女が何て言うかは大体の予想は出来るけど)

俺はそんな事を思いながら、おにぎりを頬張るのであった。










昼食を食べ終えた俺は、フィリアンノ城に来ていた。

「エクレ!」

中に入ってしばらく歩くと、運よく探していたエクレと会うことが出来た。

「む、何をしに来た」
「開口一番にそれはないだろ」

俺は、いつも通りのエクレに苦笑いを浮かべる。

「実はエクレに話したいことが――「旅の事か?」――何でそのことを?」

俺は、まだ話してもいない事を知っていた事に驚き理由を聞いた。

「姫様から聞いた」
「あー、なるほどな」

考えてもみればそうだよな。
普通は旅に出ることは、姫君とかに言うよな。

「知っているのなら話は早い。俺は隠密部隊の一員として行くべきだろうか?」
「何を当り前な事を言ってるんだ? 行くべきに決まってるだろう!」

俺の問いかけに、エクレは怒った様子で、声を上げた。

「それはそうなんだが、お前がな……」
「……? 私がどうかした」

俺がどう言おうかと考えていると、エクレは怪訝そうな表情を浮かべながら聞いてきた。

「ユキカゼ曰く、お前が寂しがるのではないかと心配しててな」
「なッ!? だ、誰が寂しがるものか! わ、私は別に渉がいなくても寂しいなど……」

エクレは途中まで言いかけると、言葉が詰まったのか何も言わなくなった。

「難儀な性格をしているよな、お前は」
「わ、悪いか?」
「いや、悪くはない。素直に”行かないで”と言ってくれれば、俺はここに留まるつもりだったけど」

俺は、そう言いながらエクレの頭に手を置いた。

「安心しろ、60日ほどで俺は必ず戻ってくる。その後にお土産話の一つでも聞かせてあげる」
「………わ、私のことなど心配しなくてもいい」

俺はエクレの完全に強がりと思える言葉を聞きながら、静かに頭を撫でた。
エクレが本当は行って欲しくないということぐらい、俺には分かっていた。
だが、それでもなお、行けと言うのであれば、俺はその意思を尊重したいと思う。
それが俺に出来る唯一の事なのだから。
そして、旅立ちの日を迎えた。










「忘れ物はないか?」
「ああ、これと言ってない」

出発当日、俺は見送りの為に、フィリアンノ城の正門まで付いて来ていたエクレの問いかけに、いつものように答えた。

「落ち着いた場所に着いたら手紙を飛ばすからな」
「ああ、楽しみにしてる」

俺の言葉に、エクレは爽やかな表情で答えた。
これが、俺が考え付いた策だった。
式神を利用して手紙をエクレに届け、そのまま式神によってエクレからのお返事をもらうと言う仕組みだ。
実際問題、式神はそんなに霊力を消費しないため、実にやりやすい物でもあったのだ。
まあ、言ってしまえば、これがエクレの爽やかな表情にさせている理由でもあるが。

「それじゃ、行ってくる」
「ああ、気を付けてな」

俺は見送りに来てくれたエクレに手を振りながらしばらく歩くと、フィリアンノ城に背を向けて歩き出した。
向かうは待ち合わせ場所の風月庵だ。










「お、出発のあいさつは済んだのでござるか?」
「ああ、悪いな。わざわざ待ってもらって」

俺は、エクレとあいさつをするために出発を待ってくれた二人に、お礼を言った。
二人はそろって”気にするな”と答えた。

「では、行くでござる」
「「おー!」」

ダルキアン卿の言葉に、俺とユキカゼは片手を上げると、そのまま風月庵を後にした。
こうして、俺達は魔物封じの旅に出るのであった。

(出来れば、シンク達が来るまでには間に合わせたいな)

そんな事を思いながら





Fin.

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第44話 再召喚の条件

シンクが送還された次の日の朝。
フィリアンノ城はいつも以上に静かだった。

「静かな場所が好きだとは言え、これはな………」

静かすぎると悩んでいた時だった。

「あ、渉さん!!」
「リコッタ。大声出して一体どうしたんだ? しかもこんな朝っぱらから」

一人考え事をしていると、大きな声で俺の名前を呼びながら駆け寄ってくるリコッタの姿があった。

「大変………大変なのでありますよ!」
「もしかして敵襲か!?」

リコッタの慌てぶりから想像して、聞いた。

「ち……違うで…あります」
「あー、とりあえず息を整えて」

俺は、何があったのかを聞きたい気持ちを抑えて、リコッタの息が整うのを待った。











「それで、何があったんだ?」

それからしばらくして息を整えたリコッタに、俺はもう一度訪ねた。

「勇者さまの再召喚が、可能になるのであります!!」
「何!?」

リコッタが嬉しそうに飛び跳ねながら言われた言葉に、俺は驚きを隠せなかった。

「詳しく聞かせてくれ!」
「実はですね――――」

そして、リコッタは経緯を話してくれた。
送還の儀をした勇者をもう一度再召喚する方法が記された手紙が見つかったらしい。
その手紙には、勇者の再召喚の条件が記されていた。
それが最初の帰還から再召喚までは、91日以上の時間を空ける事。
次に召喚主以外の3名の者に、もう一度ここに来ることの制約をして勇者が身に着けていた品を預けておくこと。
そして最後に、召喚主に対して、制約の品と書を手渡しておくことの3つを満たさなければいけないらしいが、シンクはこれを全部満たしていたらしいのだ。

「これって奇跡か? 何だかうまくいきすぎているような気が」
「た、たぶん奇跡であると思いますよ」

俺の疑問に、リコッタは苦笑いを浮かべながら答えた。
と言うより、奇跡としたらすごい確率だぞ。

「それでですね、姫様が勇者さまにパラディオンを送るらしいです」
「あ、だったら………」

俺は、どこからともなく紙とペンを取り出すと、さらさらとフロニャルドの文字で文を書いていく。

「これも同封して貰うように、姫君に頼んでもらっていいかな?」
「勿論であります!」

リコッタは、お辞儀をして二つに折りたたんだ紙を持って去って行った。

(何ともまあ、運のいい奴だこと)

俺は、心の中で苦笑いを浮かべるのであった。

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第43話 帰る日

シンクSide

とうとう、僕が元の世界に帰る日が来た。
不安はないと言えば嘘になるけど、でも必ず僕はここに来る。
それが、僕の誓いだった。

「む……渉はまたか」
「うん、そうみたい」

隣を歩いていたエクレが、いつものように不機嫌な表情を浮かべてため息をついていた。
僕は昨日の夜の事を思い出していた。










『式典に出ない!?』
『ああ、出ない』

夜、廊下で偶々鉢合わせになった渉から、エクレに伝えてほしいとのことで、言われたのが、それだった。

『今朝のあれで、慣れたんじゃなかったの?』
『それでも苦手な物は苦手なのさ。特にお別れ間際の公式な場とかは……な』

悲しげな渉の表情を見て、僕は何も言うことが出来なくなった。
一体何があったのかは、僕に走ることはできないけど、きっとつらい思い出があるのだろう。

『と言うことで、明日は参加しないから、探さないようにあいつに言っておいてくれ。今日のように強引に連れられるのはごめんだからな』
『あはは………』

渉のため息交じりの言葉に、僕は苦笑いを浮かべるしかできなかった。
そして、渉はそのまま僕の前から去って行った。
翌日、渉の部屋に確認しに行くと、すでに誰もいなかった。

(まあ、渉らしくていいや)

僕は、そう思いながら、式典の場所に向かうのであった。

Side out





祭殿がある場所に俺は来ていた。

「もう式典の方は終わったかな?」

俺の呟きに応える者はいない。
なぜなら、ここには誰もいないからだ。

「まだ慣れないもんだ」

口に出すとかなり情けなく思えてしまう。
慣れたとはいえ、ああいう雰囲気の者にはまだ慣れてないのだ。
お別れのときの送別会が良い例だ。

「こんなところにいたんだ」
「………一体何の用だ? シンク」

一人で祭殿を見ている俺に声をかけたのは、シンクだった。
俺は振り返らずに声をかける。

「いや、渉に渡したいものがあってさ」
「渡したいもの?」

シンクの要件に、俺は振り返って尋ねる。

「うん。これをね」
「何だ? これ」

シンクに手渡されたのは、何かのコインのようなものだった。

「記念コインだよ」
「それは分かってる。どういう意図で渡していると聞いているんだ」

俺の問い詰める物言いに、シンクは何も言わなかった。

「俺は元々戦乱期に生きていた人間だ。そう言う人はこれから命をかけた戦いをするための形見分けだと言うことがすぐに分かるんだ」
「そうなんだ」
「別に、これをもらって嫌だと言うことはない。だが、さっきの理由で複雑な心境だ」

俺は、誤解を招きそうなので、軽くフォローをした。

「………こんなことをしている暇があるんなら、とっとと元の世界に帰れ」
「………うん」

そして、俺はシンクに冷たく言った。
これ以上話していると、自分の中の何かがさらけ出されそうな気がしたからだ。
俺が随分昔に封じたつらい過去への何かを。

「またね」
「…………シンク!!」

いてもたってもいられなかった俺は、シンクを呼び止めてしまった。
自分で追い払ってこの扱いは何だと思うが。

「このコインほどではないが、こいつを受け取れ!」
「っと!?」

俺は、シンクに向けてあるものを投げた。
それは、銀色の背景に、金で剣が描かれたエンブレムだった。

「それは、俺が世界の意志であることを示すエンブレムだ。今の俺には不要だ。元の世界に戻って捨てるなり、とっとくなりしておけ」
「ありがとう!!」

シンクのお礼に、俺は背を向けて、片手を振って答える。
そして、今度こそシンクは去って行った。

(俺らしくねえな)

あのまま、シンクを元の世界に返してはいけないと、感じた為の行動だった。

「これで、昔の過ちは拭えたのだろうか? レオン」

俺は静かに、昔の盟友の名を呟いた。
それは、俺に出来た最初の盟友であり、最初に殺した友人の名だった。

「ん? このエネルギーは………」

そんな時、エネルギーの流れを感じた俺は、その方向を見る
そこには、天高くに輝くピンク色の光があった。

「シンクの今後に、希望の光があらんことを」

そして俺は、静かにそう願うのであった。
こうして、勇者シンクは、元の世界へと帰って行った。

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第42話 お食事会

翌日、俺はお城内の庭を歩いていた。
何でも、フロニャルドとビスコッティを救った勇者シンクに、感謝をするお食事会が行われるらしい。
だからこそ、俺は逃げてきたのだ。
俺は危機をもたらした人物だし、やはりああいうのは苦手だ。

(どうしようか)

そして考えるのは、今後のこと。
ここに永住することはすでに決めた。
ただ、それからどうするかが分からないのだ。

(俺は手先が器用ってほどでもないし、戦いしか知らないから、やるとしても兵士ぐらい)

だとしたら騎士団に入れば、エクレと一緒にいられるだろうからいいのだが、俺は人から物を教わったり、5,6人での集団行動は出来ないのだ。
元々、俺はそういうふうに生きていたせいで、三人以上で息を合わせることは難しく、仲間に迷惑をかけることにもなる。
だとすれば、どうすればいいのかと悩んでいたことを、ユキカゼに相談して帰ってきたのが

『でしたら、拙者たちの部隊に入ると言いでござるよ!』
『ユキカゼ達の部隊は確か……隠密部隊だったけ?』
『そうでござる。渉さんにはぴったりでござるよ』

確かに何となくだが、そこの方がいいような気もする。
ただ、それを選べば俺はエクレと離れ離れrになる可能性が高い。
何せ、ユキカゼ達は、魔物封じのために旅に出たりしているのだから。
もし、旅に出るのであれば、俺もついて行かなければならない。
と言うより、実際に誘われていたりする。
果たして、エクレがそれを許してくれるのか。
それが、俺に答えを出させるのを渋らせている要因だった。

「ここにいたか、渉」
「ん? エクレか。どうした?」

声をかけてきたエクレに、俺はそう尋ねた。
そのエクレは、明らかに怒っているような感じがした。

「どうしたではない! 食事会に来るように言ったのになぜまたサボっている!!」
「だから、どうも俺はああいうのが苦手なんだよ。(昔を思い出しちまうからな)」

俺はエクレに、答えながら心の中でつぶやいた。
どうも、ああいう公式の場に出ると、偽善のヒーローの時代を思い出して、気分が悪くなるのだ。

「ええい! 渉がいないと、会が進まないんだ! 泣いてでも連れて行く!!」
「は? それはどういう――――って、引っ張るな!」

俺の問いかけに答えることなく、エクレは強引に俺の腕を取ると、ずんずんと引っ張って行く。
そして、やがてお城内に入り、大きな広間にたどり着いた。

「姫様、渉を連れてきまし、た!!」
「のわぁ!?」

エクレに思いっきり押し出されるように、俺は前に飛ばされた。
そして、浴びせられるのはメイドさん達やジェノワーズ達、そしてシンクやリコッタたちの視線だった。
浴びせられる方としては、何とも居心地が悪かったりする。

「えっと、それでは……」

そう言って話し出したのは、台の上に立つ、姫君だった。

「今回、勇者シンクと一緒にこの国の危機を救ってくれた渉さんが隠密部隊で一緒に頑張ってくれることになりました」
「え゛ッ!?」

俺は、一瞬固まった。
今なんといった?
俺が隠密部隊にで一緒に頑張る?

(な、何で姫君がそのことを? と言うより、俺まだ答えも出してないぞ!?)

俺はそう疑問に思うが、すぐにその理由は分かった。
そう、ものすごい笑顔で俺に手を振るユキカゼを見て。

(あんの野郎……やりやがったなぁ!!)

「つきましては、もう一人の主賓である渉さんにも、一言頂こうと思います。渉さんどうぞ」
「はッ!?」

ものすごい拍手が俺に送られる。
逃げようと後ろを振り向くと、いつの間にか回り込んでいたのか、エクレとユキカゼが立っていた。

「「そうれ!!」」
「うわっ!!?」

二人に押され数歩前に出た俺に、逃げ道はなかった。

(俺、一番苦手なのがスピーチだったな)

現実逃避ともとれる考えをしながら、俺は眼鏡をかけた女性の人からマイクを受け取ると、壇上に上がった。

「えっと……ご紹介に授かりました、小野渉です」

まずは無難に自己紹介から始めた。

「自分は、あまりこういう場でのスピーチは得意ではないので、つまらないかもしれないですが、ご辛抱ください」

俺は、一言一句間違えないように、不慣れな敬語で話す。
それを聞いていたシンク達は、静かに笑っていた。

「姫君の先ほどの紹介に間違いがあるので、訂正します。この国の危機を救ったのは、あくまでも勇者シンクです。自分は、逆にこの国をさらに危機に陥れると言う逆効果をもたらしました」

俺の言葉に、周りがざわついた。
勿論、ここにいるほとんどの人が、俺の起こしたことを知っている。
それを踏まえて言っているのだ。

「他にも、メイドの人達には、セルクルに乗るのらないで言い争ったり、食堂のおばさん達には手伝いをしようとして逆にボヤ騒ぎを起こしそうになったり……重ね重ね、すみません」

自分で思い出しただけで、とてつもない罪悪感に苛まれ、俺は思わず頭を下げて謝った。
そんな俺に、誰かが”いえいえ”と答えると、周りは笑い声で包まれた。

「ですが、その迷惑をかけた分、ここのみなさんに少しでもお返しが出来ればなと思います。みなさん……特に隠密部隊の人には迷惑を掛けますが、よろしくお願いします」

俺はそう言うと、もう一度お辞儀をした。
そして、再び広間は、拍手が響き渡った。
それがとても居心地がよく、楽しかった。
その後食事会となったが、その頃にはすっかり公式の場と言うものに対する苦手意識はなくなっていた。
こうして、お食事会は無事幕を閉じることができたのであった。

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