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黄昏の部屋(別館)

こちらでは、某投稿サイトで投稿していた小説を中心に扱っております。

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IF-H 第6話 戦が始まるとき

とうとう戦の日が訪れた。

「………うん。大丈夫」

俺はフィリアンノ城外で、自分の力を確認する。
確認といっても自分の腕を媒体として自身の霊力を具現化させるだけだが。
その結果はあまり芳しくはなかった。
だが、現れるであろう魔物と剣を交えることが出来るくらいの余力は残されていた。

「ここが正念場だ」

俺は自分にそう言い聞かせると、フィリアンノ城へと戻った。










戻った時には、すでに姫君から作戦内容を伝えられていたため、内容は聞き逃したが、重要な事(自分の配置に関してだが)だけは聞くことが出来た。
俺はユキカゼ達と同じ隠密部隊の隊列に入り、味方のフォローをするという物だった。
作戦内容を聞き逃すなど、武人にとっては重大なミスだが、戦場で挽回しよう。
ちなみに、遅れてきたことをエクレールに説教を食らったのは言うまでもない。










「同じ隊列でござるな」
「そうだな」

戦が始まるまでの間、俺はユキカゼとブリオッシュと言葉を交わしていた。
見た感じブリオッシュはいつもの様子だったので、安心した。
もっとも、微妙に視線を泳がせているあたりいつも通りというのはいささか語弊があるが。

「確か俺達は、渓谷アスレチック方面に向かって行けばよかったんだよな?」
「うむ。勇者殿たちはグラナ砦へと向かうでござるから、その援護でござるよ」

俺の問いかけに、ブリオッシュは頷く様にして答えた。

「とは言っても途中までは合同隊列でござるから一緒ではござるが」
「そうか」

ユキカゼの補足に俺はそう頷く。
今この時も姫君の説明は続いている。
とは言え前半はともかく後半は聞いたので、適当に聞き流していた。

「さーて、それでは、隊列を組みますよ~!」

そんな時、姫君が合図を上げようとしていた。

「ユキカゼ、ブリオッシュ」
「何でござるか? 渉殿」

移動の合図が上げられるその時、俺は二人に声をかけた。

「頑張ろうな」
「……! うむ」
「もちろんでござるよ」

俺の言葉に、一瞬驚いた表情をしたものの、すぐに笑顔になってそう言ってくれた。

「移動、開始ッ!!」

こうして、戦が始まる時はすぐそこまで迫って来ていた。

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