健康の意識 忍者ブログ

黄昏の部屋(別館)

こちらでは、某投稿サイトで投稿していた小説を中心に扱っております。

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NEW PROJECT 詳細発表!

こんばんは、TRです。

本日は重大なお知らせがあります。
先日お知らせしてきましたNEW PROJECTの詳細を発表いたします。
プロジェクト名は『Re,born』です。
その名の通り、選りすぐりの作品の中からこれだというものを選び出し、リメイクするものです。

そして、今回のプロジェクトによって選ばれたのは『魔法少女リリカルなのは~目覚めた力~』です。
まだ執筆開始はしておりませんが、ストーリーが一新されていますので、楽しみにして頂ければ幸いです。
ちなみに登場人物は一部削ったりしていますが、主人公は同じです。


それでは、これにて失礼します。

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『魔法少女リリカルなのは~失った力~』最新話を掲載

こんばんは、TRです。

大変お待たせしました。
本日、『魔法少女リリカルなのは~失った力~』の最新話を掲載しました。
これで移転作業もかなり進みました。
とはいえ、まだ半分も言っていませんが(苦笑)


それでは、これにて失礼します。

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第10話 突撃、喫茶翠屋

そしてやってきました喫茶翠屋。
なのはは喫茶店にためらいなく入った。

「お母さん、ただいま~」
「なのは、お帰り!」

なのはの声を聴いて厨房から出てきたのは、なのはの母親の桃子さんだった。

【お母さん、若ッ!?】
【ホントだ……】

そして二人は母親の若さに驚きをあらわにしていた。

「お、なのは~! 帰ってきたな!」
「おかえり~なのは」

桃子さんに引き続き、出てきたのはなのはの父親の士郎さんに、お姉さんの美由紀さんだった。

「お父さん、お姉ちゃん!」

と言うよりこの二人も若い。
本当に七不思議の一つにでもなりそうな勢いだ。

「あ、この子達、私の生徒」
「おぉ、こんにちは、いらっしゃい」
「あ、はい!」
「こんにちは!」
「こんにちは」

挨拶をされた二人は姿勢を正してお辞儀をする。
俺もそれに習って挨拶をした。

「あら、真人君! 久しぶりね~」

すると突然桃子さんが話しかけてきた。

「ご無沙汰しています」

俺はどこか申し訳なくなって来て、桃子さんに再びお辞儀をした。

「ケーキは今箱詰めしているから」
「うん、フェイトちゃんと待ち合わせ中なんだけど、いても平気?」
「勿論♪」

なのはの問いかけに、桃子さんは笑顔で頷いた。

「ああ、コーヒーと紅茶もポットに入れておいたからな。持ってってあげてな?」
「ありがとうございます~」

士郎さんの言葉に、リインがお礼を言う。

「お茶でも飲んで、休憩していってね♪ えっと……」

美由紀さんはそう言っていたが、どうやら名前の方が分からないらしく戸惑っていた。
そう言えば何気にまだスバル達の自己紹介をしていなかったっけ?
それに気づいたスバル達が、慌てて自己紹介をする。

「あっ、スバル・ナカジマです!!」
「ティアナ・ランスターです」
「スバルちゃんに、ティアナちゃん!!」

スバルとティアナはちゃん付に若干表情が変わった。
ちゃん付は嫌なようだ。
まあ、俺もされるのは嫌だけど。

「二人とも、コーヒーや紅茶とか、いけるかい?」

士郎さんはスバルとティアナに尋ねた。
ちなみに俺の場合は断然紅茶派だ。

「は、はい!」
「どっちも好きです!!」
「あ、スバル、ティアナ、真人君、こっちにおいで」
「はい!」

促されるように俺たちは席に着いた。

「三人とも仕事が大変だから元気が出るミルクティーね」
「はい!」
「ありがとうございます」

なのはのお姉さんの言葉に、二人はお礼を言った。
俺も無言で一礼する。

「しかし、三人とも……うちのなのは、先生としてはどうだい? お父さん、向こうの仕事はどうもよくわからなくてな」
「あ、その……すごいいい先生で!」
「局でも有名で若い子達のあこがれです」
「俺はよく分かりませんが、たぶんそうだと思います」

なのはとはここ最近全く話をする機会がない。
だからこその答えだった。

「「へえぇ~~!?」」

そしてそれを知った二人は、意外そうな表情をしてなのはを見た。
どうやら子供のころを知る人としては、まったく想像がつかなかったらしい。

【なんか……なのはさんが普通の女の子に見える】
【うん………】
(当たり前でしょうが……)
二人の念話に、心の中でそうツッコミを入れながら出された紅茶を飲む。

「あ、そうだ。クッキーでも食べるか? これがまた自信の新作でな」
「あ、お構いなく」
「は、はい」

士郎さんの提案に、二人は恐縮して答える。

「でも、おいしそうです~」
「それじゃ、リインに一個」
「わ~い! いただきます」

クッキーを受け取ったリインは美味しそうに食べた。
ある意味すごい人だ、本当に。

「真人君、ちょっといいかな?」
「あ、はい」

俺は突然士郎さんに外に連れていかれた。










「あ、あのこんなところに連れ出して何の用ですか?」
「ああ、お礼を言おうと思ってね」

俺は士郎さんの一言で、それが何のことなのかが分かった。

「なのはを助けてくれてありがとう」
「い、いえ! あの、あれは俺が勝手にやった事なので頭を上げてください」

俺はいきなり頭を下げた士郎さんに慌てながら言った。

「………君なら私の娘を任せても大丈夫そうだね」
「へ?」

俺は士郎さんの言葉に、固まってしまった。

「これからも、なのはをよろしくね。真人君」

そう言うと士郎さんは、話が終わったのか中へと入って行った。

(何だかな)

俺は複雑な心境だったが、すぐに切り替えるとお店の中へと戻った。
そうこうしている間に、フェイトが来たので俺達はフェイトの乗ってきた車に乗り込んで、待機所へと戻るのであった。

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第9話 作業開始

なのはからの念話の後、俺は急いで家を後にすると指定された場所に来ていた。

「ここの地点に探索をセットして………」

そして俺は今単独で森の方にサーチャーをしかけていた。
理由としては俺のいる所から近かったからでもあったが。

「にしても一人は嫌だなー」

俺はボソッと呟いた。
一人と言うのはかなり悲しいのだ。

(まあ父さんと母さんに会えたからよしとするか)

俺はそう自分に言い聞かせて作業を続けるのであった。










なのはと合流をした時、シャマルさんから念話が入った。

【ロングアーチから、スターズとライトニングへ。さっき、協会本部から新情報が届きました。ロストロギアの所有者が判明。運搬中に紛失したとのことで、事件性はないそうです】
【本体の性質も、逃走のみで攻撃性は無し。ただし、大変に高価なものなので、できれば無傷で捕らえて欲しいとのこと。まぁ、気ぃ抜かずにしっかりやろ!】
『はい!』

シャマルさんとはやての念話に、俺達はそう返事をした。
どうやら、今回の対象物には危険性はないようだ。
これはほんの少しではあるが、安心材料になる。

「ちょっと、肩の力は抜けたかな?」
「はいです」
「ほっとしました」

なのはの問いかけに、リインとスバルが答えた。

「と言うか、そろそろ日も落ちてきましたし、晩御飯の時間ですね!」

わくわくした様子で言うリインに俺は苦笑いを浮かべるしかなかった。
そんな中、なのははどこかに念話をかけているようだった。
それが終わったかと思うと何かを考え込んでいた。

「う~ん……手ぶらで帰るのも何かな~」

そう呟くと、なのはは私服のポケットから携帯電話を出してどこかに電話をかけ始めた。

「あっ、お母さん? なのはです!」
「「え!?」」

なのはの言葉に、スバルとティアナが驚いていた。

「にゃはは、うん、お仕事で近くまで来てて」
「そうなの、ホントすぐ近く……」
【なのはさんのお母さん………】
【そ、それは存在はしていて当然なんだけど】

なのはが電話で話しているのをよそに二人は念話でそんなやり取りをしていた。
と言うよりかなり失礼だぞ。
確かになのはの能力の高さから母親がいること自体が驚きかもしれないが。

「……さて、ちょっと寄り道」
「はいです~」

電話を終えたなのはがそう言うと、リインが嬉しそうに答えた。

「あの、今お店って……」
「そうだよ。うち、喫茶店なの」
「喫茶翠屋、安くておいしいお店ですよ~」

ティアナの疑問になのはとリインが答えた。

『えええぇぇ~~!?』

そして再び二人の驚きの声が響き渡った。

(だから驚き過ぎだって)

俺は心の中でそうツッコんだ。
こうして、俺たちは急きょなのはのご両親が経営している、喫茶店翠屋へと向かうことになったのであった。

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第8話 行き先と再会

俺はあの後、部屋に戻ると急いで仕度をしていた。

「何だ何だ、なかなかに楽しそうではないか」
「執行人………久しぶりに出てきてその言葉か」

俺は突然出てきた執行人にため息をつきながら話した。

「遊びじゃないぞ?」
「分かってる。だが、今回は俺達にゆかりのある世界だ。であるならば俺はこの状態で行こう」

俺の注意に、執行人はそう答えた。
そう、俺達の派遣任務の目的地は第97管理外世界。
そこの日本海鳴市なのだ。
そこは俺達の出身地でもあるのだ。
なので、俺も少しではあるが胸を躍らせていた。
そして支度を済ませた俺は集合場所へと向かうのであった。










俺と健司、そして機動六課の前戦メンバーはヘリに乗って転送ポートへと向かっていた。

「第97管理外世界、文化レベルB……」

そんな中、キャロは行き先の情報が書かれたモニタを見ながら呟く。

「魔法文化無し、次元移動手段無し………って、魔法文化無いの!?」

そしてティアナは魔法文化が無いことに驚いていた。

「無いよ。うちのお父さんも魔力ゼロだし」

スバルがティアナに当然のように答える。
そう言えばスバルの名前は微妙に俺達と同じだったな。

「スバルさん、お母さん似なんですよね?」
「うん!」
「いや……なんでそんな世界から、なのはさんとか八神部隊長みたいなオーバーSランク魔導士が……」
「突然変異というか、たまたま…な感じかな?」

ティアナの疑問に答えたのは、はやてだった

「わ!? あ、すみません!」
「ええよ、別に」

慌てて謝るティアナにはやては笑顔で答えた。

「私も、はやて隊長も魔法と出会ったのは偶然だしね」
「な?」
「へぇ」

なのはとはやての言葉に、フォワードメンバーは意外そうな声を上げていた。

「ところで、気になったんだですけど」

そんな時、キャロが突然俺の方を見て話しだした。
……いや、正確には俺の横にいる人物だが。

「この人は誰なんですか?」
「そうそう、さっきから気になってたんだよね」

やはり俺の横に座って目を閉じて精神統一をしている執行人だった。

「ああ、こいつは俺の相棒でもあり魔法の師匠でもある、執行人だ。ちなみに本人曰くこれが本名らしい」
「本名……ですか」

俺の説明を聞いて苦笑い交じりにスバルがツッコんできた。

「そう言う…ことになるな」

俺もそう答えるしかなかった。
その後、リインが大きくなれるなどのやり取りをしているうちに、転送ポートにたどり着いた。
その際、俺の転送先を違う場所にして貰った。
転送先の人には許可は取っておいたので問題は無し。
ただし、隊長陣に知られると怒られる可能性が大なのがあれだ。

【おい、真人。お前隊長陣に何と言って許可をもらったんだ?】
【寄る所があるからとだけ】

執行人の念話による問いかけに、俺はそう答えた。
そして俺達は第97管理外世界へと向かうのであった。










一瞬感じたふわりと宙に浮く感覚がなくなると、俺は閉じていた眼を開けた。

「ふぅ………」
「おかえり、真人」

一息ついている中、俺に声をかけてきたのは、母さんだった。

「ただ今母さん、父さん」

この家の転送ポートはリビングに設置してあったのだ。

「何だ、元気そうじゃないか」
「そうよ、昔に大けがをした時はどうなるかと心配したわ」

俺の両親は俺が無事だったことと、久しぶりに会えたことを喜んでいた。

「ごめんね、なかなか連絡でいなくて」
「はは、便りがないのは元気な証拠だ」

俺の言葉に、父さんは軽く笑いながらそう答えた。

「何とも気前のいいご両親な事で」
「君も久しぶりだな。いつも息子の手伝いをしてくれてありがとう」

執行人の呟きに父さんは、そうお礼を告げた。

「何、僕は特に何もしてないさ。だからお礼は言わなくてもいい」
「全く素直じゃないんだから」

俺の言葉に、リビング内に父さんと母さん、そして俺の笑い声が響き渡った。

【真人君、これから任務を始めるから来てくれるかな? 場所はクリエイトに送っておいたから】
【了解】

そんな時、なのはからの念話に、俺はそう答えた。

「ごめん、これから仕事なんだ。たぶん今日は戻ってこないかもしれない」
「そうか。仕事、しっかりやるんだぞ」
「体調には気を付けてね」

俺の言葉に父さんと母さんは、俺にエールを送って快く送り出してくれた。

「それじゃ、行ってきます」

そして俺はなのはに指示された場所に向かうのであった。

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