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黄昏の部屋(別館)

こちらでは、某投稿サイトで投稿していた小説を中心に扱っております。

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『To Loveる~二つの人格を持つ者~』最新話を掲載

こんばんは、TRです。

大変お待たせしました。
本日、『To Loveる~二つの人格を持つ者~』の最新話を掲載しました。
この作品はアニメをベースに進めております。
そのため漫画などを読まれたことのある方から見れば、おかしい展開になっていたりするので、アニメのほうも合わせてご覧いただければ幸いです。
とはいえ、一部漫画のほうの展開もあったりしますが(苦笑)


それでは、これにて失礼します。

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第4話 婚約

気が付くと、俺は誰もいない公園に立っていた。

「大丈夫だろうか?」

変わっている際の詳細な記憶はない。
あるのはただの概念のみ。
つまりは、”○○を××にした”という事だけなのだ。
会った人物の名前、そして会話などすべてを、俺は知らないのだ。
俺が知っているのは、竜斗がザスティンさんと勝負をしてかったということだけなのだ。

「帰るか」

このままここにいたら変な騒ぎになるだろう。
何せ、トラックが公園の出入り口をふさぐような形で横転しているのだから。
俺は半ば逃げるようにして、公園を後にするのであった。










「ん……」

翌日、いつものように目が覚めた俺は枕元にある時計を覗き込む。

「早っ!?」

表示されていた時刻は、俺がいつも起きる時間よりもかなり早い物だった。

(たまには美柑を驚かせてやるか)

妹の中では俺=寝坊という不名誉な式が成り立ちつつあるので、ここいらでそれが違うと証明するのも良いだろう。

「っと、日記日記」

そんな野望を抱きながらも、俺はいつもの習慣である日記を確認する。
昨夜の詳細が書かれているかを確認するためだ。

「は?」

俺はそこに掛かれている内容に思わず首を傾げた。
そこに、意味不明な言葉が羅列されているわけでもない。
書かれている内容はシンプルと言えばシンプルなものだ。
ララさんがお姫様だったこと。
そして彼女が家出をしてきたこと。

『気を付けろ』

だが、最後に書かれていたたった5文字だけが大きな謎だった。
何に気を付けるのかも書かれていなかった時点で、もはや意味が分からない忠告になっていた。

(一体どうしろと?)

悩んだところでどうにもならないとあきらめた俺は、朝食を取るべく下に降りることにした。

「もう起きたの!?」

俺を見た瞬間に目を丸くして驚く美柑の姿を見れたのはある意味良かったが。









「気を付けろって、何に気を付けるんだよ」

いつもより早めに学園に向かう中、俺は周囲を何度も見渡していた。
だが、周囲には特におかしい物も、不審な人影もなかった。

(はぁ、やめだやめ。気にしてたら精神的に疲れる)

警戒態勢を続けて気が滅入りそうになっていたため、俺は竜斗からの忠告を気にしないようにした。
何かあれば、それはその時に考えればいい。

「結城君」
「西連寺さん?」

突然かけられた声の正体は、西連寺さんだった。
一瞬これは夢かと思ってしまった。
何たって、あの西連寺さんから俺に声をかけてくれたのだ。

(これはチャンスじゃないか)

周りに人の気配はない。
つまりは今この時に、告白をするチャンスじゃないか。

「西連寺さん!」
「な、なに!?」

思わず大声で呼んでしまったため、西連寺さんを驚かせてしまった。

(何やってんだよ。冷静に冷静に)

「俺、あの時から君のことがずっと好きでした。付き合ってください!」

(言った。ついに言ったぞ)

まくしたてるように頭を下げながら告白の言葉を言いきることができたことに、浮かれかける自分を俺は必死に抑えた。
まだ相手から返事をもらってない。
浮かれるのは返事をもらえてからだ。

「へぇ、そっちもそういうつもりだったんだ~」
「っ!?」

なんだろう?
今、この場にはいない人物の声がしたような……しかもその声は昨日現れた、家出したお姫様のものに聞こえるのは。
きっと俺がおかしいんだ。
そうだ、これは幻聴だ。
目を開ければそこには西連寺さんの姿が――

「これで婚約成立だね」

なく、代わりにやはり満面の笑みを浮かべた先日の家出したお姫様の、ララさんの姿があった。

「じゃ、結婚しよっ。リュウスケ」
「な、なんでお前がここに……ていうか結婚?!」

とんでもないことを言いながら思いっきり抱きつかれた俺は、ただただわけのわからないことを口にしていくのであった。

(気をつけろって、このことだったのか?)

もう少しわかりやすく忠告してほしいと、俺は心の中で竜斗に文句を言うのであった。

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巡回執筆予定作品

こんばんは、TRです。
今回の巡回執筆予定作品は次の通りになります。


・けいおん!~軽音部と月の加護を受けし者~
・To Loveる~二つの人格を持つもの~
・ティンクル☆くるせいだーす~最高神と流星の町~
・魔法少女リリカルなのは~目覚めた力~RB

執筆開始まで、今しばらくお待ちください。


それでは、これにて失礼します

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拍手コメントレス

こんにちは、TRです。

かなり遅くなりましたが、拍手コメントへの返事をしたいと思います。

『オリジナルバトル見ました。
この作品は知らなかったので少し分かり難かったです。
ですが、わかる方もいらっしゃると思うので続けて欲しいです。
話は変わりますが、誤字がありました。
最初のランブル時、ナナカが勝ったはずなのにテキストはナナカは気絶したと書いてました。
機会がありましたら私の作品のキャラも参加させていただきたいなと思ってます。
長々と失礼しました』

Ma-sAさん、拍手コメントありがとうございます。
確かに、今回のコラボした作品は知らない方がいると思います。
ものすごい配慮不足でした。
今後はEXTRA STAGEの冒頭(もしくはチュートリアル)にて、その作品の簡単なあらすじを書くようにします。

とりあえずは、今回コラボした作品『はぴねす!』の簡単なあらすじをば。

『魔法というものが広く知れ渡った世界で、瑞穂坂にある学園”瑞穂坂学園”に通う青年、小日向雄真はごく普通の学生であった。しかし、バレンタインの日に起きたある事件が、彼の運命を変えるきっかけとなる』

分かりずらいあらすじでしたが、いかがでしたでしょうか?
この作品はういんどみるさんの作品になります。

誤字のほうですが、修正いたしました。
誤字報告ありがとうございます。

また、参加を検討されているとのことですが、もし参加していただけるのであれば非常にありがたいです。
その際は、一度ご連絡のほうをお願いします。


それでは、これにて失礼します。

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『ティンクル☆くるせいだーす~最高神と流星の町~』最新話を掲載。

こんばんは、TRです。

お待たせしました。
本日、『ティンクル☆くるせいだーす~最高神と流星の町~』の最新話を掲載しました。
今回はEXTRA章ということで、できればやってみたかったコラボ編になります。
今回は敗北となりましたが、近いうちに再チャレンジしたいと思います。


それでは、これにて失礼します。

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